
新型コロナウィルスの影響で、勤務がテレワーク(在宅勤務)にシフトしつつある方も結構いることと思います。
でも、家のPCは家族で共有だったりすると、ずっと仕事で自分だけが使うわけにはいかないという人も多いと思います。
そこでとりあえず5万以下で準備したい人それぞれ以下のようなタイプ別に3機種を選んでみたいと思います。



5万円以下のPCとなってくるとCPUの処理性能などがあまり高くない機種となってきます。ただ、テレワーク(在宅勤務)で、USBブートタイプのシンクライアントであれば、自宅で用意するPCで必要とするスペックは高くありませんので価格を優先して選択してみました。
Contents
●5万円以下でテレワーク環境整備できる3機種
それでは3機種を紹介していきましょう。
マウスコンピュータ mouse C1
乃木坂46をCMに採用している、大手BTOパソコンメーカのマウスコンピュータのC1シリーズです。
11.6型ディスプレイを搭載した、小ぶりなノートPCです。外に持ち出す必要が出てきた時も、重さ1.2kgなので問題なく持ち出せますね。
また、ストレージには240GBのストレージを搭載しています。
このPCのいいところは、有線LANの端子(RJ-45)があるところですね。自宅にLAN環境があるなら無線LANより安定してネットワークを使えるので、テレワークに合っていますよね。
それ以外に映像出力にHDMI端子だけでなく、アナログRGB(D-Sub)もあるので、プロジェクタや外部ディスプレイとの接続も安心です。
主要スペックは以下のようになっています。
- CPU:インテル Celeron N4100
- 主メモリ:8GB
- ストレージ容量:240GB SSD
- ディスプレイ:11.6型(解像度1,366×768ドット)
- 重さ:1.2kg
画面解像度がHD(1,366×768ドット)なのでExcel等の表示はちょっと狭く感じるかもしれませんが、手軽に持ち出せるPCとしてはいい機種だと思います。
eX.computer(ツクモ) TSNB14UP1
PC販売の大手ツクモが展開しているコンピュータブランドeX.computerのリーズナブルなノートPCです。
3万円程度と非常にリーズナブルな価格なのにFHD(1920×1080ドット)の高解像度14型ディスプレイを搭載したノートPCです。
CPUスペック、ストレージ容量はあまり高くないので、テレワークのシンクライアントマシンと割り切れば、非常に高コストパフォーマンスのマシンですね。
主要スペックは以下のようになっています。
- CPU:インテル Celeron 3867U
- 主メモリ:4GB
- ストレージ容量:64GB SSD
- ディスプレイ:14型(解像度1,920×1,080ドット)
- 重さ:1.5kg
このTSNB14UP1はFHD解像度のディスプレイですので会社の書類やExcelの表などは広く表示できるのがいいところです。1920×1080ドットの解像度ならExcelのデフォルト表示でZ列、50行程度まで表示できるのでかなり広く表を表示できることがお分かりいただけると思います。
こちらの機種には有線LAN(RJ-45)端子がないのがちょっと残念です。マイク端子がないので、Web会議の際にはPC内蔵のマイクを使う形となるのでヘッドセットや外部マイクを使いたい方はmouse C1の方がいいと思います。
LIVA Q2 PC SET
マザーボードメーカで有名な台湾ECSの小型PCと液晶デイスプレイ、キーボード、マウスがセットになっているのがLIVA Q2 PC SETです。
仕事場では外部ディスプレイで作業されている人が家でノートPCだけで作業すると画面が狭いと感じる人も多いと思います。でもテレワーク用にノートPCとディスプレイの両方を購入すると結構な出費になってしまうと考えている人もいますよね?
そんな人への選択の一つとしてこの機種を紹介します。
主要スペックは以下です。
- CPU:インテル Pentium Silver N5000
- 主メモリ:8GB
- ストレージ容量:64GB eMMc
- ディスプレイ:21.5型(解像度1,920×1,080ドット)
このPCセットの本体は非常に小型のPC(本体のみなら70x70x33.4mm)なのでディスプレイの後ろに設置できます。そのため、ディスプレイとキーボードを設置するスペースがあればこのパソコンセットを設置できます。
本体のストレージ容量が小さくCPUの性能も高くないのでブラウザを利用する、シンクライアントとして使うなどの用途以外ではちょっとスペックが低めだと思います。また、Web会議で使うカメラ、マイク、スピーカは別途準備が必要です。
ただ、家でも安価に大きなディスプレイの作業環境を作りたい人には向いていると思います。
●3機種のスペック表
今まで紹介してきた3機種のスペック表を載せます。
メーカー | マウスコンピュータ | eX.computer(ツクモ) | ECS(本体部分) |
---|---|---|---|
モデル名 | mouse C1 | TSNB14UP1 | LIVA Q2 PC SET |
商品型番 | mouse C1 | TSNB14UP1WH | LIVA Q2 PC SET |
OS | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 Home 64bit | Windows 10 Home Sモード |
CPU | インテル Celeron N4100 | インテル Celeron 3867U | Pentium Silver N5000 |
Microsoft Office | なし | ||
メモリ:標準/最大 | 8GB | 4GB | 4GB |
ディスプレイ | 11.6型(非光沢) | 14.1型(非光沢) | 21.5型 |
解像度 | 1,366×768ドット | 1920×1080ドット | 1920×1080ドット |
グラフィック | Intel UHD Graphics600 | Intel HD Graphics 610 | Intel UHD Graphics 605 |
SSD/HDD | 240GB SSD | 64GB SSD | 64GB eMMc |
有線LAN | 1000BASE-T/RJ-45×1 | なし | 1000BASE-T/RJ-45×1 |
無線LAN | IEEE 802.11 ac/a/b/g/n | ||
Bluetooth | Ver5.0 | Ver4.2 | Ver4.1 |
映像出力 | HDMI×1,D-sub×1 | Mini HDMIx1 | HDMI×1 |
USB | USB2.0×1、USB3.0×2 | USB3.0×2 ,USB 3.1 TypeC×1 | USB 3.1 ×1,USB 2.0×1 |
音声出力 | ヘッドホン端子×1、マイク端子×1 | ヘッドホン端子×1 | – |
カードリーダ | SDカードスロット | micro SD | micro SD |
Webカメラ | 約100万画素 | 約200万画素 | なし |
バッテリー駆動時間 | 7.5時間 | 7.5時間 | – |
外形寸法 (幅×奥行×高さmm) |
292.4×206.5 ×24.5 |
332.5 x 223.5 x 21.8 |
ー
(本体のみ70x70x33.4mm) |
質量 | 1.2kg | 1.5kg | - |
販売サイト | m-Book Cシリーズ |
LIVA Q2 PC SET![]() |
周辺機器と接続するためのインターフェースや持ち運びのしやすさを考えるとこの3機種の中ではmouse C1がバランスが取れていると思います。
●3機種の中のおすすめ
テレワーク用に5万円以下で収まるパソコンを紹介してきましたが、以下のようなケースで今回紹介した機種でどのパソコンがいいかまとめてみました。
画面解像度はとりあえず小さくても可、PCの持歩きもする⇒mouse C1
画面は14型くらいでもFHDの解像度が必要⇒ex.Computer TSNB14UP1
目が疲れるので大画面で作業したい。⇒LIVA Q2 PC SET
以下に各機種の詳細を知りたい方のためにリンクを貼っておきます。
- マウスコンピュータ ⇒m-Book C
- ex.Computer(ツクモ) ⇒
TSUKUMO
- LIVA Q2 PC SET ⇒LIVA Q2 PC SET
5万円縛りで3機種を選びましたが、6万円強まで出すという条件であれば、mouse C1+外部ディスプレイを購入するという手もあると思います。
(アイキャッチ画像はAlterio FelinesによるPixabayからの画像を使わせていただいています。)